何か足したくなるタイ人の習性

namfon

2008年07月06日 14:57

 バンコクから戻って来たばかりの時、某ファミレスにタイ料理特集の旗がたなびいていたので、入ってみました。確かトムヤムクンがあって、他にも何かあったはずですが記憶が不鮮明。注文時に、タイでと同じように「辛く酸っぱくして、甘くしないで下さい」と言いました。すると店員さんがキョトンとしています。「もしや、味の調節はできないんですか」と聞いたら、できないそう。ここは日本なのでした。じゃあ、タイはどうかというと、私の場合だと「味の素入れないで、砂糖入れないで、ライムと唐辛子たくさん入れて」などと注文をつけるのが普通。味の素と砂糖を入れるなと言って「じゃあ、何を入れるんだ」と返されたこともありますけどね。うるさそうな客だと思うと「これでいいか?」と少し持ってきて試食させる人もいます。屋台なんかだと、アレコレ注文するより手っ取り早いのか自分で好みに作っちゃう人もいたり。
 バーン・チェリーはタイ人がやっている店ですから、もちろんタイスタイルです。よく「これは辛いですか」と尋ねる方がいらっしゃいますが、つい「辛さはいかようにも調節します」と言うと、逆にとまどってしまう人も多く、それも混乱の元かと思って控え気味。作る前にいろいろ注文つけた上に、作った後も、味見する前にいきなり砂糖や唐辛子や酢を大量に入れるタイ人を見ていると、作る前の注文は何だったんだと思ったりもします。味の好みはそれぞれだと思いますが、タイ料理の店だったら砂糖、唐辛子入りナムプラー、乾燥一味唐辛子、唐辛子を漬けた酢の調味料セットは必ずあるはず。しっかり味はついているんだから使わなくてもいいんですが、タイ人だと何か足すのは癖みたいですね。だから出前を頼まれて、小さなプラスチック袋に料理に合わせた必要調味料を添付するのを忘れると、あり得ない!って顔をされます。

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