カーだぞ!

カーだぞ! これは「カー」です。タイに住んでいた時、ショウガが食べたくなってこれを買ったことがあります。帰宅したら家人に笑われました。ショウガの代用にはならないと言うのです。ここまで形状が似ているんだし、香りもいいし、ショウガの代わりにしてみせよう、と思って包丁を入れようとして大間違いに気付きました。固い。なんとか包丁は通せたとしても、歯での太刀打ちは無理だ。全身筋肉というよりも、筋だけ。簡単に食べられてたまるか、とでも言いたげな、異次元の生命力が宿っていると感じ入って以後、カーには一目置くようになりました。
 何に使うかというと、代表は「トムヤム」です。「トムカー」という、トムヤムと同じ風味のココナツミルクのスープにもたっぷりと入れます。その他いろいろ、タイ料理には欠かせない素材です。タイ料理の調理法は「切る」よりも「叩く」が基本になっていますが、それはこのカーのおかげじゃないかと思ったりします、ひとたたきで香りが立ち風味も豊かに。切るよりぶっそうじゃないし、信念ある平和的にも感じるカーの力の思い出ですが、しかし見れば見るほど近未来的、ロボット的にも思えます。


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2009年09月05日 Posted bynamfon at 12:59 │Comments(2)食材の話題

この記事へのコメント
ほんと生姜そっくりですね、「ところ変れば」ですね。
昔私の同僚がドイツでラッキョウの瓶詰めを見つけた
と言って、喜んで帰ってきて、一口食べて、ビンごと
捨ててしまったことを思い出しました。
ラッキョウと見えたのは小さな玉ねぎで、とても
食べられたものではなかったのでした。
Posted by igotenigoten at 2009年09月06日 21:51
バンコクではリンゴを思いつつグアバを食べてました。長野のタイ人はマンゴーを思いつつネクタリンを食べてました。今はマンゴーもスーパーで売っている時代になって代用品探しの力も衰えちゃいますね。ラッキョウと思わず代用品だと覚悟していたら捨てずに済んだかもですね。そういえば梅漬けそっくりなのもあってぬか喜びしたこともありました。
Posted by namfonnamfon at 2009年09月09日 08:40
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