トムヤム用ハーブはセット販売
タイ料理の大きな特徴といえば、新鮮なハーブをたっぷり使うことです。写真はタイ東北地方の小さな町の市場のハーブ売り場の一角。立ち寄ったのが夕方だったので残り物っぽい風情です。香りも形もショウガに似ていても、鎧を着せたような固さで繊維が残って食べ切るのはムリな「カー」と、強烈な香りと苦味で、臭い消しにも便利な「バイマクルート」と、これはもう日本でもお馴染みの「レモングラス(タイ語はタクライ)」をゴムで束ねてセットにしてあります。
これが有名な「トムヤム」というスープに必要なハーブセットで、日本のタイの食材店でもだいたいこうしてセットにしてあります。香りが出やすいようにたたいたり切れ目を入れたこれらハーブをトリガラスープに入れて、好きな具を入れて、唐辛子とレモン(タイではライムですが…)を入れたらトムヤム完成。そういえば唐辛子とレモンはセットに入ってないのはなぜだろうと考えて、タイ人のキッチンから唐辛子とレモンとニンニクが切れるなんてあり得ないから、あえてセットにすることもないんだろうと思いました。最近はタイ料理のインスタント食品も充実して乾燥ハーブが添えられていたりもしますが、できればフレッシュなハーブを足すと本格的。タイの食材店ならトムヤムセットがないということはまずありません。
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