アメリカ人はパッタイがお好き?

 タイ国内を旅行中、ミャンマーとの国境の町に行った時に知り合ったアメリカ人男性が「僕はヘルスコンシャスだからタイ料理は好きなんだ」と言って、特にผัดไทย(パッタイ)がお気に入りだということでした。辛いものばかり食べていた私としては、タイ料理が健康的であるとも思えなかったのですが、パッタイが健康食だなんてもっと意外です。パッタイというのは、ผัดパッが「炒める」ไทยがタイ、すなわちタイ国のタイですから「タイ炒め」という栄誉ある名前の、いわばヤキソバです。大方のタイ料理がそうであるように米麺で、ソースにタマリンドの汁を絞って甘酸っぱさを出すのが特徴です。バーン・チェリーではこの複雑なソースを手作りしてますから日本にいながら本場の味をお楽しみいただけますよ。こればっかりご注文の方もいらっしゃるほどの人気メニューですが、超辛党の私は3年に1度食べるかどうかの頻度で、実はあまり知ったかぶりできませんけど…。
 その時からアメリカ人はパッタイがお好きなんだろうかという疑問がくすぶっておりまして、アメリカ人に会う機会があると尋ねているんです。まずは「タイ料理好きですか?」と聞くとたいてい「好き、好き」と言うので「何が好き?」と。それで、サンプル数膨大とは言えませんが、今のところ100%「パッタイ」です。日本ではトムヤムクンが、アメリカではパッタイが人気であるようなのはなぜでしょうか。あと、アメリカに住んでいた日本人にも聞いたら同じ答えだったです。お店にはいろいろなお国の方がいらっしゃいますので今後も聞き取りは続けてみたいと思います。アメリカ人とパッタイの関係をご存知の方がいらしたら教えて下さい。パッタイの写真、近いうちに用意します。
  
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2008年07月05日 Posted by namfon at 13:56Comments(0)タイ料理の話

トム・ヤム・クンのちょっと解説

 日本で有名なタイ料理といえばต้มยำกุ้ง=トム・ヤム・クンみたいです。有名になった経緯を知りたいものですが、バンコクから帰ってきて、タイ料理の代名詞みたいになっていることを知ったものですから検証できないまんま。さすがにここまでタイ料理が一般化すると見かけなくなったものの、以前は「トムヤンクン」という表記も目立ちました。タイ語を知らなければどうということないんですけど、タイ語を知っているとヤンとヤムでは意味が全然違うことが分かってしまって胸をかきむしりたくなる感じです。だからって末子音のあるタイ語だとmuと母音入りで発音するわけではないんですけどね。この辺りはまた別項にて。
 料理名を分解すると、トム=煮る、ヤム=混ぜる、クン=エビ、となります。となるとエビじゃなくてもいいでしょ、と思いますよね。その通りです。トムヤムというのは、マクルートの葉ใบมะกรูดとレモングラスตะไคร้(タクライ)とカーข่าというショウガ科の香辛料3種が入ったスープの呼称ですから、ここにエビを入れようが鶏肉を入れようがシーフードミックスを入れようが干魚を入れようが自由なのです。日本で作るならサンマをザクっと切って入れてもいけますよ。試したかったら「トム・ヤム・サンマ」と注文してみて下さい。バーン・チェリーだと、サンマのストックがあったら作ってくれること確実ですけど…タイ料理ではサンマを使わないから、予約した方がもっと確実です。それと、トムヤムは、お店によって味の違いが大きいです。豊富なハーブを入れて酸味と辛味と甘味のバランスをどう取るかですからね。バーン・チェリーのコックさんは、日本人にとっては味が濃い目かも。タイ人には評判いいんですけどね。薄味が好みなら「薄めにして」って日本語で言っていただければOKです。その場で手作りですから、いかようにも対応できます。いろんな店で味わって違いを実感されることをお勧めします。



  


2008年07月05日 Posted by namfon at 00:43Comments(0)タイ料理の話

「もうご飯食べた?」から始めるコミュニケーション

 สวัสดีคะ =sawatdii は便利なタイ語の挨拶語です。おはようからこんばんわ、さよならまでこの1語で事足ります。長野市のアジアンレストラン「サワディー・カフェ」はこれに由来していると思われます。ちなみに、1語としてダラダラっと発音しないで、サワッ+ディーのつもりで言うとより正確になりますよ。このタイ語って日本でも結構ポピュラーですが、タイでの使われ方はどうかというと、友達同士とかカジュアルな関係だったら、お上品っぽいサワッディーじゃなくて「もうご飯食べた?」もいいですよ。
 挨拶語代わりだと知る前は「なんでこんな時間にこんなこと聞くのよ」と思いながらまじめに「食べたよ」と答えると「何食べた?」とさらに突っ込まれるのにびっくりしたものですが、コミュニケーションのきっかけとしての挨拶語という役割だったら、サワッディーよりも果たせそう。ついでにタイ語だと กินช้าวแล้วหรือยัง kin khaao leeo ru yan 「食べる+ご飯+もう+あるいは+まだ」という具合になります。タイ語用の発音記号を表記できないのでこれを棒読みしても通じないかも。試してみたかったらバーン・チェリーのスタッフは全員タイ人だから話しかけてみて下さい。タイ人だけど日本語もできるからご心配なく。



  


2008年07月04日 Posted by namfon at 20:41Comments(0)挨拶関係

雨の夜の思いつき

タイ料理を愛するnamfon(น้ำฝน=雨水)が、タイ人による万人のためのタイ料理専門店、長野市権堂のバーン・チェリーの宣伝を兼ねることになると思いますが、タイやタイ料理やタイ語への思いのたけを雨水のごとくにぶちまけるという裏目的の下に開設致します。よろしかったらお付き合いいただけると嬉しいです。


  


2008年07月04日 Posted by namfon at 00:06Comments(0)挨拶関係