フレッシュなジュース屋がどこにでも

 日本では喉が渇くと自動販売機にお金を入れる、みたいな習慣が定着しているようにみえますが、タイでは自動販売機はありません。自動販売機があると「泥棒の格好のターゲットになる」といわれています。余談ですがパチンコも許可されておらず、ありません。パチンコがあったら「みんな入り浸って働かなくなる」といわれています。ドリンクに戻って、それではどうするかというと、写真のようにします。この間の旅の最中、米工場とソースの製造工場を見学するため、友人と、その友人の夫の運転する車でバンコクから東に向かっていた時のもの。道路沿いに砂糖キビをしぼりながら売っているスタンドがあったので「飲みたい」と言ったら車を止めてくれました。このようなドライブスルー+人情味加味、のスタンドがたくさんあるので、ドライブ中での飲食に困ることはそうありません。
 タイ人は運転席から出て行くこともまずしませんから、窓をあけて「2本ちょうだい」と大声で注文。ところが何度言っても、聞こえないようで3本渡そうとします。ま、いいかで受け取りました。たったの10バーツですからね。氷の中に入れて冷やしてあるので自然の味そのままでとっても美味しい。砂糖キビジュースは甘いのですが、本州ではまず生の搾り立てを飲むなんてことはできないので、タイに行くと1度は飲みます。暑いなあ、と思いながらバスを待っているバス停の脇にもよくあって便利。ただ今回の旅で感じた変化は販売員の高齢化です。少子高齢化はタイでも急速に進んでいるのは感じてましたが、こんなところにも。日本でも自動販売機を減らして、人的対面販売を普及させたら失業対策の一助になると思うのですが、保健衛生上の規制が厳しいからトラックの移動販売がいいところですね。
 
   


2009年06月07日 Posted by namfon at 11:21Comments(0)タイの食べ物

夏のメニューにスイカジュースを加えられたら

 この間のタイ旅行ではバンコクに数日、ラオスと東北地方周りに数日という日程でした。バンコクでは友人と一緒。この方が甘党で1日に何度もジュースを飲みます。暑い国で水分補給を欠くわけにいかないので自分の水分をどうするか。終始ビールというわけにもいかず、水だけじゃ味気ない。友人につられてスイカジュースを注文しました。場所は、今やバンコクの有名観光地のウイークエンドマーケット内のエアコン付きレストラン。暑さと人いきれの中を歩きながら「昼食はエアコン付きの店にしよう」と話して探して、やっとたどり着いた店です。「スイカジュース」と友人。「スイカジュース、甘くしないでできる?」と私。「できます」と若い男性店員さん。だったらと注文後、友人と私は顔を見合わせて期待していました。長く待たされてやってきたスイカジュースを「これは甘くないのです」と店員さんが置くので、エッと、また私たちは顔を見合わせてしまいました。2人ともバンコクに暮らしていたので、こういう時にハイハイできます、と言っても実際には注文通りにしてくれない経験を何度かしているからです。
 ましてやこんな混雑時。そうは言ってもね、と思って飲んだら注文通りになっていて、疑った自分達を反省したわけですが、日本ではスイカジュースはあまり見かけないように感じます。夏の旬の時期に地産地消のお店などでは提供してくれているのでしょうか。タイですと、生のスイカジュースは普通。そういえば昔、その場で搾ってくれるみかんジュースを「砂糖入れないで」と屋台で頼んだら、ひどくしょっぱいのがきてびっくりしたことがあります。ジュースもデザートも甘いと同時に塩もかなり入れるので、砂糖に注文つけたら塩にもつけないといけないことを忘れていたのでした。この日のスイカジュースはしょっぱいこともなく美味しかったです。ただ一緒に写真に納まっているシーフードのスキの方はちょっと…、バーン・チェリーの方が美味しいなと感じました。夏のメニューにスイカジュースを加えることができたら一層タイっぽいのですが。  


2009年05月18日 Posted by namfon at 09:56Comments(0)タイの食べ物

1人用はぶっかけご飯

和食の店で定食を食べるたびに、うまくできてるなあ、と感心します。チマジマといろんなおかずがあって1人の食事にぴったり。夜だったら晩酌セットなんかがあって1人でも多彩に楽しめます。その点タイ料理は不便かもしれません。一皿の量が多いので1人では何品も食べられないし、お金もかかる。3人か4人になったらシェアして格安にいろいろ食べられるのですが…。それで日本のタイ料理店だと、何品か盛り合わせて味見ができるようにおひとり様用の工夫をしている所も多いようで、そういうリクエストも時々いただきます。でもバーン・チェリーでは相変わらずのタイスタイル。別に頑固なわけではなくて、単にタイ人がタイ人の発想でタイ料理を当たり前に提供しているということで、深い意味はないのです。でも、やはり料理の特性はあるかな、と思うこともあります。
 タイ料理は新鮮な材料で作ってすぐ食べるのが基本で、もちろん保存食もありますが、日本料理ほどではありません。和定食だったら漬物とか煮物は用意しておけるから、工夫次第で手間は合理化できると思いますが、タイ料理で定食にしようと思ったら…難しそうです。私がバンコク在住中に、日本人がタイ料理で日本の定食風ランチタイム定食を試みたことがありました。へえ、と思って行ったこともありますが、じきに閉店してしまいましたね。じゃあ、1人だとどうするか。多いのは写真のようなぶっかけご飯です。いつも1人旅の私はこういう食事ばかりですが、野菜も肉も海鮮も自由に選べるから飽きることはありません。これがクセになって、チェリーでも炒め物の残り汁をご飯にかけて食べている方、たまにいらっしゃいます。
   


2008年08月21日 Posted by namfon at 12:48Comments(0)タイの食べ物

なつかしいザボンのサラダ

タイレストランの店名解説の続きです。「ソムオー」というのがありました。タイ語だとส้มโอと綴る「ザボン」のことです。バーン・チェリーのスタッフのジュンコさんのタイみやげにこのフルーツもありましたので、そのまま写真を撮ってみました。外皮をむいてあったので外見をご覧いただけませんが、手まりくらいの大きさはありますから、バッグに入れるのに不便でこんな姿で飛行機に乗せられたのだと思います。実は私の大好物で、今ごろの時期にバンコクの郊外に出ると道端に山積みで売られているのを必ず買ったものでした。
 たびたび登場するソムタムが青パパイヤを使っているのを始め、フルーツを使う料理はタイでは結構多いです。このソムオーもยำ(ヤム)にするんですね。ヤムというのはヤムウンセンとか、トムヤムのヤムで「和える」こと。メニューに「ヤム」というのがあったら強引に訳すと「サラダ」だと予測できます。バンコクでこの料理を知った時は、ソムオー愛食家として期待して注文してみたのですが、やっぱり私はそのまま食べる方がいいなと思いましたけど。このレストラン、店名になっているだけあってヤムソムオーが名物みたいです。女の子のニックネームでソムオーさんもいます。ソムさんになるともっと多い。日本なら「みかん」ちゃんです。
  


2008年07月30日 Posted by namfon at 12:48Comments(0)タイの食べ物

タイみやげのランプータン

故郷タイへ20日間くらい帰省していたバーン・チェリーのスタッフのジュンコさんが戻ってきました。おみやげはタイのフルーツ。ちょうどランチタイムに友人から「今、チェリーにいるんだけどジュンコさんからのおみやげいろいろもらっちゃった」と言っていて、それを聞いて羨んでいた私ですが、夕方にはゲットしました!写真はランプータン。タイ語ではเงาะ=ゴといいます。このゴは鼻にかけてンゴという風に発音するのがコツです。タイは5月から雨季に入り、観光シーズンとしてはオフになりますが、フルーツが美味しいのは5月から7月くらいなんですよね。遊びに行くなら気候を取るかフルーツを取るかで迷うことになりますが、フルーツ好きだったら今の季節を強くお勧めします。
 ランプータンは市場でも路上でも山積みで、売り方はキロ単位です。1キロ15バーツとか20バーツ程度だと思いますから、数十円で思う存分食べられるというわけです。タイで暮らし始めたばかりの頃は、こんな美味しいものがあるんだと感動してしょっちゅう食べていましたが、在住が長くなるともっといろいろなフルーツを知ってゴを買う回数は減ってしまいました。日本人にはマンゴスチンが人気あるみたいですが、私はああいう柔らか系よりもゴ系統が好きですね。つまり果肉がプリプリしていて歯ごたえがあるものです。実はタイからフルーツを買って帰ることは多いんですが、日本で食べてタイと同じような美味しさを感じないのです。ところが今日はパクパク食べてしまいました。この暑さはタイ並みなので南国のフルーツが似合うんでしょう。
  


2008年07月23日 Posted by namfon at 19:38Comments(2)タイの食べ物