メコン川の魚を炭火焼きでラオビールと

 沈もうとする夕陽の色を映すメコン川に子どもたちが小さなボートを漕ぎ出す光景も、それを見ながら川辺のレストランで飲んだラオビールの味も忘れられず、でもいつの間にか10数年も過ぎてしまいました。日本に戻って友達にそのメコン川の様子を話すと「じゃ、見に行こう」ということになって、友人たちと珍しくグループ旅行をしました。バンコクでレンタカーを借りてラオスとの国境を目指して東北地方を移動。メコン川の国境を越える予定でいたのに、現地に着いたら「選挙だから国境は閉めている」と言われてしまいました。しょうがなくタイ側から出ているボートに乗って夕陽を仰いだのですが、ラオス側からの色にはかないませんでした。
 あれから10年以上。今回はラオスに入ることができました。でも乾季のせいか、メコンの水量はボートを出すには貧弱。その後、中国のダムのせいで下流のタイ・ラオスが影響を受けているというニュースを聞きました。あの頃の川辺のレストランも様変わり。東南アジアの国々におけるこれだけの期間のもつ意味は、先進国と同じであるはずがない。そりゃあ、分っているけど…。あの頃、雑貨屋の棚にあった瓶入りラオビールは容量が違っていたりだったけど今回は均一でした。でもメコンの魚は店頭の炭火で焼かれていて、大変美味でした。すでに、また行きたくなっています。  


2009年07月17日 Posted by namfon at 23:44Comments(0)タイの旅