カボチャの季節にお勧めお菓子
作り方は意外に簡単です。カボチャの上の方を切って、蓋のようにします。下を容器にするために種をスプーンで取り出します。容器部分に水を入れて容量を計りカスタードの分量を決めます。その分量の半分のココナツミルク、同量の卵、好みの量の砂糖、それに塩をほんの少々、なめらかになるまで混ぜたらカボチャの容器に入れ、蒸し器で、大きさにもよりますが40分程度蒸すだけ。冷めたら、きれいなくし型になるように切り分けます。お子さんのおやつにも栄養満点で良さそうですし、大人のデザートにも美味しいです。見た目もきれい。カボチャの季節にお試しを。
2009年10月03日 Posted by namfon at 17:16 │Comments(3) │自分で作るタイ料理
ミョウガをタイ風で
まずミョウガをザッとゆでます。米を炒って細かく砕いておきます。これは「カーオ・クア」と言って、東北地方の料理で多用します。ゆでたミョウガをざっくり切ってクロック(なければすり鉢)に入れて、紫タマネギ(できればタイのだと香り豊か)、好みの量のレモン汁とナムプラーと唐辛子とカーオ・クアを入れて、すりこぎでつきながら混ぜて出来上がり。好みでパクチーを散らしてどうぞ。大人の味です。元になっている料理は「スープ・ノーマーイ(タケノコ)」という、タケノコ料理で、こちらはバーン・チェリーでご提供しています。
2009年09月27日 Posted by namfon at 21:07 │Comments(0) │自分で作るタイ料理
来年のイナゴの季節に
和風のイナゴ料理は甘辛い煮つけがほとんどのようですが、大量に採れた場合のバリエーションとしてタイ風もいかがでしょうか。濃い味にすると失われがちなイナゴの風味が生き生きしていてオツです。オヤツにぽりぽり食べたり、もちろんおつまみにも。小さなお子さまの口に入れてあげる際は足をもいであげると、喉へのひっかかりが防げます。バンコクの屋台では、大きなフライパンで揚げながら売っています。屋台のイナゴは日本のものが赤ちゃんに感じるくらいに大きかったのですが、あれはバッタだったのかもしれないと今になると思います。今度行った時に確認してみます。
2009年09月26日 Posted by namfon at 19:03 │Comments(2) │食材の話題
アパートの脇のミニマーケット
こういう小さなお店がアパートの脇にあって、できればその場で野菜を炒めてくれるようになっていたらキッチンは要らないですね。朝はおかゆかパトンコー(ドーナツ)を店の隅で作ってくれて、夕方は好みの野菜を3つ、4つ選んだらオイスターソースでニンニクと唐辛子をきかせてチャチャと炒めてご飯にかけてくれる。ニガウリのスープがあったら完璧。雑談しながらその場で食べてもいいし、お皿ごと部屋に持ち帰りもOK。と、かゆいところに手の届く食生活だったバンコク時代を懐かしんでいたのですが、西側体制まっしぐらだったわけではないラオスでは、そこまでの商売気がありません。きれいなお姉さんが鼻歌でも口ずさみそうな風情で野菜の下ごしらえしながらの店番。次に行った時にコンビニのレジに立ってないとも限らないな、と思ってしまいましたが。
2009年09月25日 Posted by namfon at 08:28 │Comments(0) │タイの旅
手も足もヤキトリ
これは家でも簡単に作れて、つまみやおかずはもちろんですが、お弁当にもいいんじゃないかと思います。タイのしょうゆがなければ普通の日本のしょうゆに、ニンニクと胡椒とレモングラスを叩き潰したのを混ぜてタレを作り、そこに鶏肉を1時間くらい漬けてから焼くだけ。炭火だとなお良し。タイだと屋台で炭火焼きしながら売っています。東北地方を旅する時は、列車の窓からこのガイヤーンともち米を買って食べるのが楽しみ。バンコクではブロイラーがほとんどですが、田舎に行くと地鶏を食べられます。
2009年09月11日 Posted by namfon at 21:55 │Comments(4) │自分で作るタイ料理
カーだぞ!
何に使うかというと、代表は「トムヤム」です。「トムカー」という、トムヤムと同じ風味のココナツミルクのスープにもたっぷりと入れます。その他いろいろ、タイ料理には欠かせない素材です。タイ料理の調理法は「切る」よりも「叩く」が基本になっていますが、それはこのカーのおかげじゃないかと思ったりします、ひとたたきで香りが立ち風味も豊かに。切るよりぶっそうじゃないし、信念ある平和的にも感じるカーの力の思い出ですが、しかし見れば見るほど近未来的、ロボット的にも思えます。
2009年09月05日 Posted by namfon at 12:59 │Comments(2) │食材の話題
唐辛子ソース2本だけあります
タイに行った時に、ナムプラー工場とナムプリック工場を見学したいと友達に話したら、滞バンコク2日目に2つの工場見学を設定しておいてくれていました。ただし内容は勝手に変更されていて、米工場とソースの工場。知り合いがやっているから、という理由でした。米工場に寄った後で、ソース作りの現場へ。それがこの写真です。田舎町の教会の脇に住んでいるクリスチャンのおばあさんが1人で作っているもので、唐辛子とニンニク等を仕込んだばかりの甕を見て、出来上がった甕(写真)を見て、唐辛子を砕く石臼を見ておしまい。結局このおばあさんは、地元では人気のある自分のブランドソース作りの設備(といっても甕ですが)も一緒に引き受けてくれる人を探しているようでした。連れて行ってくれた友人もクリスチャンですから、教会で知り合って、協力したいとのこと。
そっちの協力はできませんので、荷物の増えるのを覚悟で小さいビンの6本セットを購入しました。で、このソースをご希望の方に差し上げますので、もしもバーン・チェリーにいらっしゃって、こういうソースがお好きな方は、マスターに「ソース下さい」とお伝え下さい。ただし8月11日から。しかもたったの2本しか残っていませんのでお2人のみ。半端ですみません。味ですが、辛い中に甘みもあって結構濃厚、というか、しつこ目です。お好みによって春巻きや焼き鳥、焼肉のソースにいいかと思います。「メー・バー(バーお母さん)」というブランド。わざわざいらしていただいて終わっていたら申し訳ないですから、ついでの時に、ということでお願いします。2本しかないので…すみませんがご了承のほどお願いします。
2009年08月10日 Posted by namfon at 11:31 │Comments(0) │バーン・チェリー
パクチーの根の一口解説
根の使い道はスープストックに入れる、スープ類に入れる。パクチーの根が入ったままのトムヤムが運ばれることもあると思いますが、ダシのひとつなのでムリして食べることはありません。スープ以外では、「ヤム」というサラダ類に根っこを潰して使います。パクチーの根と唐辛子とニンニクをポクポクとクロックとサークでしっかり潰し、ナムプラーとレモンで好みの味に整えて、焼いた肉でもシーフードでも春雨でも、ミックスした具でも何でも、好きな具をタマネギやセロリやキュウリなどと一緒にこのドレッシングで和えます。今の季節なら焼きナスにこのドレッシングをかけても美味。油を使わないしダイエットにもよろしいと思います。ついでにタイ語で根のことは「ラーク」。パクチーの根は「ラーク パクチー」となります。
2009年08月05日 Posted by namfon at 09:55 │Comments(1) │食材の話題
トムヤム用ハーブはセット販売
これが有名な「トムヤム」というスープに必要なハーブセットで、日本のタイの食材店でもだいたいこうしてセットにしてあります。香りが出やすいようにたたいたり切れ目を入れたこれらハーブをトリガラスープに入れて、好きな具を入れて、唐辛子とレモン(タイではライムですが…)を入れたらトムヤム完成。そういえば唐辛子とレモンはセットに入ってないのはなぜだろうと考えて、タイ人のキッチンから唐辛子とレモンとニンニクが切れるなんてあり得ないから、あえてセットにすることもないんだろうと思いました。最近はタイ料理のインスタント食品も充実して乾燥ハーブが添えられていたりもしますが、できればフレッシュなハーブを足すと本格的。タイの食材店ならトムヤムセットがないということはまずありません。
2009年08月03日 Posted by namfon at 14:14 │Comments(0) │食材の話題
10日の旅で3人の日本経験者に会う
今回はタイのノンカイからラオスのビエンチャンに行く定期バスのターミナルで「一緒にタクシーに乗りましょう」とタイ人女性に声をかけられました。日本在住で、遊びに来たということ。ラオスから戻ってタイの田舎町でトクトクに乗っていたら、後ろから来たトクトクの運転手が「日本人かい、僕も日本にいたんだあああ」と大きな声で話しかけて来ました。次は別の田舎町からラオスのパクセーへの国際バスに乗って国境でパスポートチェックを受ける時。「日本人と結婚していたけど離婚して戻って、ラオスにビジネスチャンスがあるからと友達から聞いてタイマッサージ店を経営している」というタイ人女性。パクセーで食事に誘ったら「そんな無駄使いしない方がいいよ、ウチで食べて」とごちそうになったのが写真のランチです。ソムタムとタイの東北地方のソーセージと缶詰の魚ともち米。その彼女のお父さんが「タイ語のできる日本人だああ」と出入りのラオス人に片っ端から声かけていましたが、彼はラオス語ができないのでちょっとストレスためているようでした。
2009年07月25日 Posted by namfon at 17:53 │Comments(0) │タイの旅
唐辛子抜きにタイ料理は語れない
写真はバンコクの市場の様子です。唐辛子の種類も多々ありまして、用途に応じて使い分けます。例えば有名な「グリーンカレー」。こちらはグリーンの唐辛子を使います。グリーンほど有名ではないようですが、私はこっちの方が好きな「レッド・カレー」は赤い唐辛子を使うのでこの名前。激辛で知られる小さな唐辛子「プリック・キー・ヌウ」は、日本語にすると「ネズミの糞の唐辛子」です。キーが糞で、良くない意味の熟語用に大活躍です。キー・ニャオは「ケチ」、キー・ガオは「寂しがりや」、キー・マオは「酔っ払い」、キー・ゴーホックは「嘘つき」、その他いろいろありますね。
2009年07月23日 Posted by namfon at 23:51 │Comments(2) │食材の話題
料理の注文に使えるタイ語
「マイ」は∧という声調なので、毎度のマイではなくて迷子のマイ。形容詞や動詞の前について否定する機能をもつ働き者です。となるとご想像の通り「サイ」は「入れる」です。マイサイをセットで覚えておくといろいろ便利です。甘味が苦手な私はタイではいつも「マイサイ砂糖、マイサイ味の素」と注文するので、時には「じゃあ、何を入れろっていうんだ」と文句を言われたりもしてましたが。あと、辛いのが嫌なら「マイ ペッ(≒辛い)」、「激辛にしてくれ」は「ペッ マーク(≒うんと)」です。そういえばチェリーのお客さんですと逆に「パクチーをたくさん入れて」とリクエストする方が多い。これは「サイ パクチー ユッ(≒たくさん)」です。通じるかな、お試し下さい。
2009年07月20日 Posted by namfon at 18:56 │Comments(10) │タイ語も楽しい
メコン川の魚を炭火焼きでラオビールと
あれから10年以上。今回はラオスに入ることができました。でも乾季のせいか、メコンの水量はボートを出すには貧弱。その後、中国のダムのせいで下流のタイ・ラオスが影響を受けているというニュースを聞きました。あの頃の川辺のレストランも様変わり。東南アジアの国々におけるこれだけの期間のもつ意味は、先進国と同じであるはずがない。そりゃあ、分っているけど…。あの頃、雑貨屋の棚にあった瓶入りラオビールは容量が違っていたりだったけど今回は均一でした。でもメコンの魚は店頭の炭火で焼かれていて、大変美味でした。すでに、また行きたくなっています。
2009年07月17日 Posted by namfon at 23:44 │Comments(0) │タイの旅
パクブンが育っています
空芯菜は日本でも普通に栽培されるようになっているようで、夏場は市場に出回りますね。タイ料理の代表は、唐辛子とニンニクをふんだんに使って炒める「パクブン・ファイデーン(炎の空芯菜)」。ごくごく簡単でビタミン豊富な料理ですから夏バテ防止用にも作ってみて下さい。タイではスープに入れたりと、日常的に利用する野菜です。葉っぱの長い写真のような種類は畑栽培に適していますが、私の好みは湿地帯に自生する葉っぱの小さな雑草タイプ。山菜のようなほのかな苦味があって、辛い料理と一緒の生食に適しています。この種類は日本で栽培されていないようなのが残念です。もっとも自分で作ってみるべきでしょうか。
2009年07月13日 Posted by namfon at 23:25 │Comments(2) │食材の話題
タイ料理の音はポクポク
タイ料理の準備としては、ニンニクと唐辛子をこのクロックに入れて叩き潰すのが第一段階です。調味料を切るのではなくて叩き潰すわけです。ポクポクしたものをフライパンや鍋に移して本調理にかかるものも多いですが、クロックで全部間に合ってしまうものも結構あります。日本では「辛みそ」とか「ディップ」とか呼ばれているらしい、日本料理における味噌汁並みの日常食で、いろいろな食材を混ぜて野菜や魚につけて食べる「ナムプリック」はその代表。これこそ家庭の味の象徴だったのに、今ではスーパーマーケットにいくと多彩なナムプリックが並んでいますけど。それから青パパイヤのサラダの「ソムタム」もクロックオンリー料理。ソムタムの食材は多様化していて、以前にもご紹介しましたが、今の季節ならキュウリのソムタムがお勧めです。そういえば英語のつもりなのか何なのか、タイの外国人に向っては、ソムタムのことを「パパイヤ・ポクポク」とも呼んでました。
2009年07月12日 Posted by namfon at 14:26 │Comments(2) │自分で作るタイ料理
カラフルな米が日本でも流行るか?
なるほど!どうして日本にはないのだろう、あるいはもうあるのかな、と思って、試しにひとつ購入してきたのが写真のオレンジ色の米で、着色はニンジンで。ちゃんと小さな袋入りが用意してあるのは、さすがに観光客も多いデパートの工夫。何種類も欲しかったのですが、荷物の量も限界を超えていたため、ニンジンのみにしました。ちなみにラジオではその後、野菜で米に色をつけるという話をしていました。どっちが先なのか。友人が炊いてみたところ「色は落ちゃった」ということです。バーン・チェリーで試してみますか…。
2009年07月02日 Posted by namfon at 22:44 │Comments(0) │食材の話題
タガメ料理のリクエスト
メンダーとはタガメのことです。これを発酵調味料や唐辛子その他の香草と一緒に潰して作るディップソースは都市の人にも人気があって普通に市販されていますし、値段も高目。東北の人ですと、焼いてそのまま食べるのが好きな人ももちろんいます。香水のような強い人工的な香りがして自然の驚異を感じます。で、このメンダーですが、俗語で「ヒモ」のことでもあります。メスがオスを背中に乗せたまま餌をあさるなどの活動をするのに由来するとか。「メンダー」は日本人の発音でもまず通じますから、覚えておくと便利なタイ語…なんてことは、ないか。なお、そのお客さんのために食材屋さんからメンダーを仕入れたことは言うまでもありません。
2009年06月25日 Posted by namfon at 17:38 │Comments(13) │食材の話題
辛い料理には生野菜が付き物
ここにあるのは、清涼感漂う香り豊かで私の大好きなパクチー・ラーオ(ラオスパクチー)とキュウリ以外は初対面。調べてみないといけませんね。野菜もハーブもアクも好きなので最初から抵抗はありませんでしたが、ちょっとびっくりしたのはバナナの花です。パッタイの付け合せに欠かせないものですが、栗の渋だけで花にしたような強烈な渋さ。最初はびっくりしました。アクとガンの関係も取りざたされたこともあったな、などと。きっと苦手な方には辛い食生活だと思いますが、アク抜きするのがもったいないと感じたことがあったり、アクの強い山菜や野草が好きという方ならタイ料理好きの素質は充分だと思います。
2009年06月22日 Posted by namfon at 21:19 │Comments(6) │タイ料理の話
東北地方独特の腸詰豚ソーセージ
バンコクの屋台で、豪快な煙を上げて炭火で焼きながら売っているのをビニール袋に入れてもらって、歩きながら唐辛子とニンニクとキャベツの葉っぱをかじりながら、このソーセージを食した思い出に浸りながら、東北地方を巡る旅の途中の川辺のしゃれたレストランで注文してみました。メニューには書いてなかったんですが「食べたい」と言ったら出してくれたもの。こういう融通はタイでは常識。チェリーでも材料がある限りはタイの常識で営業しています。このソーセージの特徴はモチ米を入れて発酵させていることで、だから酸味があるのです。白い粒々を最初は豚の脂身だと思っていました。米を入れていると知った時は、貧しいから米で増量しているのかと思いました。ニンニクが入っている上に、ニンニクやらショウガを付け合せるのもいかにもタイ。ビールのつまみに最高です。チェリーではメニューには入れていませんが、時々あります。北部には東北とは違った種類の「サイ・ウア」というのがあって、これもまた最高なんですよね。
2009年06月21日 Posted by namfon at 12:01 │Comments(0) │タイ料理の話
パッタイって何か分らなくなりました

ネットで作り方を検索したらたいていのタイ料理は作れてしまう世の中でもありまして、そのせいで湧き上がっている疑問がこのパッタイについてです。作り手によって作り方にバリエーションがあるのは当然とはいえ、それにしてもパッタイと呼ぶのはタマリンドの絞り汁を入れるもの、との思い込みが覆されつつあるのです。タマリンドのおかげで甘みとほのかな酸味の風味が出るわけで、もちろんチェリーではオリジナルソースを作って正統派(?)パッタイをお出ししています。でもタマリンドなしの炒め麺の作り方が「パッタイ」としてブログなどで紹介されていますし、お店によっても同様。何をもってパッタイと呼ぶか、思い込みを検証してみようと思います。いずれにしろ食べ比べてお好みを選べるようになったのは楽しいことです。